第二回講演会

東亜大学東アジア文化研究所主催の講演会が行われた。地理学者礒永和貴氏の「境界とは何か」、30人余が集まった。食文化や方言など自然な文化が境界になって、行政上の境界が出来上がり、江戸時代になると領地を確認するための政治的な境界意識が登場する。また、帝国主義による植民地などで国境が拡張していったという大まかな経緯が説明された。植民地によって境界が決まったものが現在の国境になっているインドネシアやフィリッピンなどもあるが、韓国などでは日本植民地時代に決まったものは認めないこと、「日本海」「インド洋」などの国名のついた地名の問題などを提起した。礒永氏は日本では古くから太平洋を「日本海」と表記した例をあげ、地名の話は笑い話のように答えた。