講演会-「中国のアメリカ政策」

崔の講演会

講師:崔 戈(さい かく)

講師プロフィール

北京外国語大学博士

アメリカコロンビア大学共同博士コース修了

現:大連理工大学外国語学部 副教授

大連理工大学アジア太平洋及グローバル問題研究所副所長

兼職:中国国際関係学会 理事    中華アメリカ学会 理事

中国アジア太平洋学会 理事  大連市国際関係学会副会長 など

第二次世界大戦後、アメリカは日本・韓国との同盟を強化し、中国と対置してきた。しかし、1990年代から旧ソ連の崩壊と中国経済の発展によって、アメリカの東アジア政策が変化した。特に、21世紀の新興国である中国を牽制するため、アメリカの戦略重点を東アジアに移転した。その戦略の中心は同盟国連盟強化;新興国(中国を含む)との関係構築強化;地域的イニシアティブ強化;貿易と投資の拡大;東アジア米軍基地の拡大化;民主と人権の促進などが挙げられる。その具体政策は、軍事的には第二列島線を基軸にして同盟国との軍事体制を再構築すること。経済的には、東アジアの一体化進行に介入、中国の地域経済圏への主導権を阻害するなどの措置を採っている。

 これに対して、中国側は「一帯一路」、「アジア投資銀行」などの対応措置を採っている。更に、「非衝突・非対抗、相互尊重、 ウインウイン関係」という「新型大国関係構築」を提唱したが、アメリカは消極的な反応であった。

 中米の未来像はどうなるのか、中国はアメリカに対して対抗政策を採るのか、パートナシップな関係を求めるのか。中米の関係によって東アジアにおいて中東のような紛争や戦争が起きるのかについて個人的な意見を語る。

楽しい韓国文化論ー1回目

楽しい韓国文化論2013

東亜大学東アジア文化研究所が2011年度に設立され、日韓交流基金と木村勘太郎、原田環、山本孝夫、崔吉城などの図書および資料の一万数千点を寄贈され、所蔵し、展示開放している。関科学技術振興などから支援を受けながら数回の研究会、講演会、推薦図書出版などの活動を開始している。この度は山口県日韓親善連合会と共催で「楽しい韓国文化論」という韓国人の生活を学ぶ初めての講座を開講することになった。今まで韓国語を覚えた人、旅行した人、韓流ドラマなどにはまった方々にとって「楽しい韓国文化論」、嫌な思い出や誤解したことのある方々への新しい理解を得られることを願っている。韓国文化を学ぶことがアジアの知識人、異文化体験の文化人、グローバル化に適する道と思う。8回終了時には修了証書、その後に別途講師による研究実践旅行などで同好人作りにもなる企画である。講師は奈良美香(韓国外国語大学大学院修士)と崔吉城(東亜大学東アジア文化研究所所長)が担当する。

楽しい韓国文化論2013

第二回講演会

東亜大学東アジア文化研究所主催の講演会が行われた。地理学者礒永和貴氏の「境界とは何か」、30人余が集まった。食文化や方言など自然な文化が境界になって、行政上の境界が出来上がり、江戸時代になると領地を確認するための政治的な境界意識が登場する。また、帝国主義による植民地などで国境が拡張していったという大まかな経緯が説明された。植民地によって境界が決まったものが現在の国境になっているインドネシアやフィリッピンなどもあるが、韓国などでは日本植民地時代に決まったものは認めないこと、「日本海」「インド洋」などの国名のついた地名の問題などを提起した。礒永氏は日本では古くから太平洋を「日本海」と表記した例をあげ、地名の話は笑い話のように答えた。

第一回講演会

第二回講演会❸ 第二回講演会❶ 第二回講演会❷

場所:東亜大学13号館201教室

日時:2012年5月19日(土)午後2時~3時半

演題:文化人類学崔吉城が見た北朝鮮

講師:崔吉城

いつまで北朝鮮が禁断の国家『forbidden nation』としていられるか。その政治的な問題はさておいて一つの社会をどう理解すべきか。マスメディアの情報と人類学者の資料とは本質的に異なるものではないだろう。しかし視線は異なる。今度マスメディアと合わせて北朝鮮を理解してみたい。2001年、2002年、2004年、3回の訪朝の時に撮った映像と画像を初公開し、市民と意見を交換したい。よろしくお願いします。

入場は無料

共催:NPO法人田中絹代メモリアル協会・NPO法人ふるさと下関応援団・山口県日韓親善協会連合会・下関新老人会

主催:東アジア文化研究所

問合せ先:〒751-8503 下関市一の宮学園町2-1

【東亜大学代表】083-256-1111

【崔教授研究室】083-257-5179

第二回研究会

第二回研究会❷ 第二回研究会❶

国立民族学博物館の関雄二教授を代表とする科研プロジェクトチームの一人として参加した本学の鵜澤和宏教授がこの夏ペルーで調査した映像を使いながら発表をした。調査現地にたどり着くまでの道のりは険しく、遠い。そこを調査地にしたのは東京大学の泉靖一教授が1950年代調査を始めて以降続けて調査研究をしているという。そのご永い間調査成果が蓄積されている。鵜澤教授はその最先端の研究成果を発表した。動物の骨や人骨などから食生活を中心に発表され、中でも人間の肉を食べたということに質問が集中した。一般食であったが、儀礼食であったか。社会体制や宗教との関連などから幅広く検討されるべきであろう。学際的な研究テーマでもある。

創立記念講演会 -研究所設立にあたって・崔吉城-

日時:2011年12月10日(土)2時

場所:東亜大学13号館102教室

基調講演:朝鮮通信使にみる日韓文化

仲尾宏(京都造形芸術大学客員教授による基調講演が行われ、朝鮮通信使に関する研究知見が解説された。文禄・慶長の役(壬辰倭乱)によって日本へ拉致された民間朝鮮人を祖国へ連れ帰ることを目的として始まった朝鮮通信使は17世紀以降12回に及んだ。通信使の役割は朝鮮国王の回答国書を江戸幕府へ届ける外交業務にくわえ、贈答品の交換、役人と学者たちの交流を含む誠実な文化交流であった。

シンポジウム -朝鮮通信使行列図にみる文化表象-

古城春樹(長府博物館長)は「朝鮮通信使登城行列図」(長府博物館所蔵)から朝鮮人のたばこや酒が好きなことなど観察したことなど絵解き、解読した。

尹芝惠(西南学院大学准教授)は・「絵画にみる江戸庶民と朝鮮通信使」で北斎は朝鮮人を異国風に日本人と弁別化したと述べた。

平野綿子(蘭島文化振興財団学芸員)は「朝鮮通信使の展示と観光」で史実に基づきながらも地域性を表すと言った。

魯成煥(蔚山大学校教授)は地域の原資料から地域民の意識を深めるべきとコメントした。

第一回研究会

第一回研究会

東洋大学・アジア文化研究所の共催で「日韓境域の人と文化」のワークショップを行った。

日時:2011年8月27日(土)13:30~17:00

会場:下関市・東亜大学13号館7階

崔吉城:開会あいさつ「日韓境域研究の回顧と展望――引き上げと証言」

報告

松本誠一(東洋大学):「日韓境域研究の時代区分と『跨境人』のタイプについて」

木村健二(下関市立大学):「日朝間の人の移動をめぐる諸論点ー最近の日本移民学会の研究成果より」

礒永和貴(東亜大学):「日本統治期における巨文島の景観」

李良姫(東亜大学):「日韓境域における観光移動-過去と現在」

井出弘毅(東洋大学):「巨済島キリスト教会」

総合討論

宮下良子(東洋大学・アジア文化研究所客員研究員)